クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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IABCアジアコンファレンス@香港 (3)4月8日
今回のアジアのコンファレンスは2日半のセッションで、毎年北米で
行われるグローバルコンファレンスと比較するとおおよそ半分ぐらい
の内容ということが出来ます。
しかしオープニングキーノート、ランチョンキーノート、ワークショ
ップもあり、充実し、じゅうぶん参加価値のあるものでした。
今回はセッション初日、4月8日の概要をお届けします。
1.オープニングキーノート:サスティナブル・リーダーシップ
Robert Swan, OBE
ロバートスワンさんは昨年のグローバルコンファレンスでもキーノート
をとられたので話を聞くのは2回目です。
やはりサスティナビリティや環境への対応も企業にとって重要になっ
てきたということだと思います。
2.「グローバル企業における社員のビジョン共有」
Helene Bradley-Ritt / Unilever
「エンプロイエンゲージメント(社員との意識共有)は業績に大き
く影響を及ぼす」ということをロジカルに数値指標で追っていまし
た。
実施方法は段階的にそれぞれの職務理解から始め、ブランドブック
など見える形への落とし込み、そしてイントラなどでの「対話」へ
の継続です。
インターナルコミュニケーションが大事だとわかっていても、どう
やってそれを実行するか(組織も予算も無い状況でどこから動き出
すか)悩まれる企業が少なくありませんが、このような明快なステ
ップを持てば実施しやすいと感じました。
ユニリーバではグローバルに通用するブランド価値を構築したあと、
ローカルにアレンジしていく落とし込みがしっかりしていました。
3.ランチョンキーノート「コミュニケーションリーダーシップ」
S. Max Brown / Recognition Management Institute (RMI)
変化の激しい時代、リーダーに求められるのは(日本的に解釈すれば)
1.ブレ無く価値の共有を促す
2.人々を結びつける力(競争より共栄)
3.社員をコントロールするのではなく動機付けする
4.アジアにおけるソーシャルメディアとコミュニケーション文化の違い
Thomas Crampton / Ogilvy & Mather
テクノロジーやマーケティングの面からソーシャルメディアを語る人は
多いのですが、短期間で市場形成をし始めたメディアということもあり
同じような内容や語り口になる傾向があります。
トーマスさんはアジアに強いだけあり、日本も含むアジア諸国のソー
シャルメディア活用の差異や特性について詳しく興味深い考察を紹介
してくれました。
5.ソーシャルメディアの時代に企業の評判を強固にする為には
David Ketchum / Bite Communications
ソーシャルメディアの時代、広報コミュニケーションも段階的なプロセ
スが必要になってくるのかもしれません。
A.知ってもらうための広報
B.行動を起こしてもらうための広報
C.信頼を築くための広報
D.信頼を維持、発展させるための広報
とくにC、Dへの継承が重要な気がします。
6.アイディアジャム(ワークショップ)
Mark Schumann, ABC
参加者がテーブルごとにコミュニケーションの課題や経験を共有し
ました。さまざまな事例や悩みに触れることが出来、このようなセ
ッションはとても貴重です。
会場となったマリオットホテル
行われるグローバルコンファレンスと比較するとおおよそ半分ぐらい
の内容ということが出来ます。
しかしオープニングキーノート、ランチョンキーノート、ワークショ
ップもあり、充実し、じゅうぶん参加価値のあるものでした。
今回はセッション初日、4月8日の概要をお届けします。
1.オープニングキーノート:サスティナブル・リーダーシップ
Robert Swan, OBE
ロバートスワンさんは昨年のグローバルコンファレンスでもキーノート
をとられたので話を聞くのは2回目です。
やはりサスティナビリティや環境への対応も企業にとって重要になっ
てきたということだと思います。
2.「グローバル企業における社員のビジョン共有」
Helene Bradley-Ritt / Unilever
「エンプロイエンゲージメント(社員との意識共有)は業績に大き
く影響を及ぼす」ということをロジカルに数値指標で追っていまし
た。
実施方法は段階的にそれぞれの職務理解から始め、ブランドブック
など見える形への落とし込み、そしてイントラなどでの「対話」へ
の継続です。
インターナルコミュニケーションが大事だとわかっていても、どう
やってそれを実行するか(組織も予算も無い状況でどこから動き出
すか)悩まれる企業が少なくありませんが、このような明快なステ
ップを持てば実施しやすいと感じました。
ユニリーバではグローバルに通用するブランド価値を構築したあと、
ローカルにアレンジしていく落とし込みがしっかりしていました。
3.ランチョンキーノート「コミュニケーションリーダーシップ」
S. Max Brown / Recognition Management Institute (RMI)
変化の激しい時代、リーダーに求められるのは(日本的に解釈すれば)
1.ブレ無く価値の共有を促す
2.人々を結びつける力(競争より共栄)
3.社員をコントロールするのではなく動機付けする
4.アジアにおけるソーシャルメディアとコミュニケーション文化の違い
Thomas Crampton / Ogilvy & Mather
テクノロジーやマーケティングの面からソーシャルメディアを語る人は
多いのですが、短期間で市場形成をし始めたメディアということもあり
同じような内容や語り口になる傾向があります。
トーマスさんはアジアに強いだけあり、日本も含むアジア諸国のソー
シャルメディア活用の差異や特性について詳しく興味深い考察を紹介
してくれました。
5.ソーシャルメディアの時代に企業の評判を強固にする為には
David Ketchum / Bite Communications
ソーシャルメディアの時代、広報コミュニケーションも段階的なプロセ
スが必要になってくるのかもしれません。
A.知ってもらうための広報
B.行動を起こしてもらうための広報
C.信頼を築くための広報
D.信頼を維持、発展させるための広報
とくにC、Dへの継承が重要な気がします。
6.アイディアジャム(ワークショップ)
Mark Schumann, ABC
参加者がテーブルごとにコミュニケーションの課題や経験を共有し
ました。さまざまな事例や悩みに触れることが出来、このようなセ
ッションはとても貴重です。
会場となったマリオットホテル
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