クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
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IABC2010トロント参加記(6)
IABCコンファレンスは4日間のうちに、レギューラーコンファレンス以外の
イベントがあります。
たとえばアジア、ヨーロッパなど地域ごとに分化したパーティー、表彰式、
ゲスト講演、ネットワーキングパーティなど。
今年は4月に香港でアジアのコンファレンスがあったせいか、今までのア
ジア地域のパーティーに比べるとインド、ニュージーランド、中国の方が少
なかったのかもしれません。
ここでも特徴的なのはアジアのメンバーだけが集まるのではなく、アジアに
興味があったりビジネスで関係しているヨーロッパやアメリカの方々も顔を
だすところです。すなわち、セクショナリズム的ではなくビジネスオリエンテ
ッドなのですね。
3日目のお昼前には全員が集まる大きなオーディトリアムで基調講演が
ありました。
「フリー・ザ・チルドレン(Free The Children)」という国際協力NPOの設立
者であるクレイグ・キールバーガーさんのスピーチです。
毎回必ずこのような社会活動家のゲストが呼ばれるのですが、彼がこの事
業をスタートしたのは12歳!
つまり、「子どもが子どもを支援する」国際協力を合言葉に活動しているの
です。
事業の目的として、
「貧困や児童労働から子どもを解放する」
というのはわかりやすい、ありがち(といっては失礼)ですが、
「子どもには社会や世界を変える力がない、という考えから子どもを解放する」
というのが特徴です。彼は現在20代後半ですが、すでに15年の社会活動経
験から、企業や社会に対し、大きな影響力を与えています。
よって講演のテーマは「これからの企業文化のあるべき姿」というとても示唆
に富んだものとなっていました。
CSR活動を活性化させるものの、CSRはCSRとして割り切っておこなっている
企業は少なくありません。
彼はCSR活動を通じて社員のスキルアップや業務の質の向上、その底上げ
によって事業の継続性が高まり、評判やブランドの向上につながると述べてい
ます。
そのために活動の意義を社員にしっかり伝え、地域、社内外をつなぐコミュニテ
ィを形成、そのなかで企業と地域がプロアクティブに動く(行動なきところに成果
は現れない)基盤を作っていきます。
事例として紹介された米国ソニー・エレクトロニックス社のサンディエゴテクノロジ
ーセンターの「Star Class」奨学金プログラムでは、学生に施す、という一方的な
ものではなく、社員と高校生との複数年の交流が行われ、相互がコミュニティー
の底上げと活性化のために協力していくとうもの。
「わたしとあなた」という関係から「わたしとわたしたち」という関係へのシフトが
大きいのだ、とくくりました。
環境やCSRなど、今後の日本の企業コミュニケーションにおいてますます重要
視される話題ではあるものの、ただやっている、という状況を脱し、このように芯
のある考えをもった活動、企業が評価される時代になってくるのでしょう。
フリーザチルドレンには日本支部があり、活発に活動されているようです。
http://www.ftcj.com/index.html
イベントがあります。
たとえばアジア、ヨーロッパなど地域ごとに分化したパーティー、表彰式、
ゲスト講演、ネットワーキングパーティなど。
今年は4月に香港でアジアのコンファレンスがあったせいか、今までのア
ジア地域のパーティーに比べるとインド、ニュージーランド、中国の方が少
なかったのかもしれません。
ここでも特徴的なのはアジアのメンバーだけが集まるのではなく、アジアに
興味があったりビジネスで関係しているヨーロッパやアメリカの方々も顔を
だすところです。すなわち、セクショナリズム的ではなくビジネスオリエンテ
ッドなのですね。
3日目のお昼前には全員が集まる大きなオーディトリアムで基調講演が
ありました。
「フリー・ザ・チルドレン(Free The Children)」という国際協力NPOの設立
者であるクレイグ・キールバーガーさんのスピーチです。
毎回必ずこのような社会活動家のゲストが呼ばれるのですが、彼がこの事
業をスタートしたのは12歳!
つまり、「子どもが子どもを支援する」国際協力を合言葉に活動しているの
です。
事業の目的として、
「貧困や児童労働から子どもを解放する」
というのはわかりやすい、ありがち(といっては失礼)ですが、
「子どもには社会や世界を変える力がない、という考えから子どもを解放する」
というのが特徴です。彼は現在20代後半ですが、すでに15年の社会活動経
験から、企業や社会に対し、大きな影響力を与えています。
よって講演のテーマは「これからの企業文化のあるべき姿」というとても示唆
に富んだものとなっていました。
CSR活動を活性化させるものの、CSRはCSRとして割り切っておこなっている
企業は少なくありません。
彼はCSR活動を通じて社員のスキルアップや業務の質の向上、その底上げ
によって事業の継続性が高まり、評判やブランドの向上につながると述べてい
ます。
そのために活動の意義を社員にしっかり伝え、地域、社内外をつなぐコミュニテ
ィを形成、そのなかで企業と地域がプロアクティブに動く(行動なきところに成果
は現れない)基盤を作っていきます。
事例として紹介された米国ソニー・エレクトロニックス社のサンディエゴテクノロジ
ーセンターの「Star Class」奨学金プログラムでは、学生に施す、という一方的な
ものではなく、社員と高校生との複数年の交流が行われ、相互がコミュニティー
の底上げと活性化のために協力していくとうもの。
「わたしとあなた」という関係から「わたしとわたしたち」という関係へのシフトが
大きいのだ、とくくりました。
環境やCSRなど、今後の日本の企業コミュニケーションにおいてますます重要
視される話題ではあるものの、ただやっている、という状況を脱し、このように芯
のある考えをもった活動、企業が評価される時代になってくるのでしょう。
フリーザチルドレンには日本支部があり、活発に活動されているようです。
http://www.ftcj.com/index.html
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