クロスメディア・コミュニケーションズ株式会社 代表取締役 雨宮 和弘 の日記 | 経営者会報 (社長ブログ)
来るべき「コミュニケーション・プロフェッショナルの時代」を担う「企業コミュニケーター」養成ブログ
日本広報学会発表会に参加してきました~その2【京都】
さて2日目は京都駅前にある「キャンパスプラザ京都」で行われたのですが、私自身は観光シーズンのため京都に宿が取れず、大阪との中間にある都市からの通勤となりました。
とはいえ、急行で15分程度ですのでそれほど悪い条件ではありません。
生活習慣で朝は目覚しいらず、6時半に起床しますのでホテルのそばで朝食をとり、ゆっくりとオフィスを空けた間の仕事をこなしても余裕がありました。
この日は午前、午後それぞれテーマごとの分科会が4コマずつセットされています。
【午前】
教材バンク構想
ケーススタディバンク構想
自治体・地域の広報コミュニケーション
CSRとコーポレート・コミュニケーション
【午後】
人材バンク構想
知識ネットワーク構想
地域と中国
インターネット
私はそれぞれ「ケーススタディバンク構想」と「知識ネットワーク構想」に参加しました。
「ケーススタディバンク構想」では、
パナソニック、村田製作所、JICA、味の素、の事例をそれぞれのご担当者からうかがうことが出来ました。
私がマイとh資産化しているIABCでもたくさんのケーススタディを聴くことが出来ますが、やはりご担当者の経験や考えを伺えるメリットは計り知れないものがあり、とても貴重な機会だと思いました。
モデレーターの駒橋先生(東京経済大学)からも、このようなケースをもっと企業の方が持ち寄る、語ることが必要だ(足りない)という話が出ましたが、本当にその通りなのです。(前日の”広報は黒子”参照)
企業担当者がケーススタディを発表するメリットについて、このセッションで面白い意見を伺うことが出来ました。
担当者が自社の広報活動をまとめ、他者に伝えるということは、自社の事業に関わる様々な部門の人にストーリーを共有する良い準備となる、とも言えるのではないか?むしろそのような社内へのフィードバックを行うことで社員の意識変革を促すことにも繋がる。また、そのサーベイをとるのが(学会的にも)重要だ。
ケースから学者が理論を組立て危機管理と海外広報に向けて企業にフィードバックさせ、産学協働を実現させていきたい。
これらは学会ならではと思いましたが、企業広報担当者の役割の一面(ストーリーをまとめ、社内で共有)をあぶりだしていました。
午後の「知識ネットワーク構想」は主に「コーポレートコミュニケーションの効果測定」に焦点をあて、さまざまな企業、大学が独自の視点を展開していきました。
このポイントは、やはりIABCでも人気のあるテーマですが、海外の企業は意外と細かい所からアプローチし、小さな改善を重ねるところから経営改善へとベクトルをあわせていくような印象がありました。
普段「戦略的」というような言葉を多用しそうでいて、確実に定量化できるところから積み上げていく繊細さもヒントになることが少なくありません。
そういう思いを持っているせいか、今回の発表では前提やステータスがいまいちの見込めていないせいもあり、発表の相関やゴールがつかめず、消化不良なまま終わってしまいとても残念でした。
また、全体に発表と比較してディスカッションの時間が少なく感じました。
さて分科会が修了し、最後はまた全体で集まり、総括と閉会のコメントを伺いました。
広報や企業コミュニケーションを「経営への寄与」という視点から常に考えている自分にとって、広報学会は「社会学」というアプローチ(客観視点)をとっているというところが一番の魅力と感じました。
他にも参加したかった分科会があったので、事後に分科会で共有できなかった話を共有するための仕組みや機会がもう少し欲しかった、というのが本音です。
ぜひ今後も勉強していきたいと思います。
帰りはそのまま新幹線で東京へとんぼ返りでしたが、京都駅、すごい空間になっていてびっくりしました!今度はゆっくり、観光で訪れたいと思います。
とはいえ、急行で15分程度ですのでそれほど悪い条件ではありません。
生活習慣で朝は目覚しいらず、6時半に起床しますのでホテルのそばで朝食をとり、ゆっくりとオフィスを空けた間の仕事をこなしても余裕がありました。
この日は午前、午後それぞれテーマごとの分科会が4コマずつセットされています。
【午前】
教材バンク構想
ケーススタディバンク構想
自治体・地域の広報コミュニケーション
CSRとコーポレート・コミュニケーション
【午後】
人材バンク構想
知識ネットワーク構想
地域と中国
インターネット
私はそれぞれ「ケーススタディバンク構想」と「知識ネットワーク構想」に参加しました。
「ケーススタディバンク構想」では、
パナソニック、村田製作所、JICA、味の素、の事例をそれぞれのご担当者からうかがうことが出来ました。
私がマイとh資産化しているIABCでもたくさんのケーススタディを聴くことが出来ますが、やはりご担当者の経験や考えを伺えるメリットは計り知れないものがあり、とても貴重な機会だと思いました。
モデレーターの駒橋先生(東京経済大学)からも、このようなケースをもっと企業の方が持ち寄る、語ることが必要だ(足りない)という話が出ましたが、本当にその通りなのです。(前日の”広報は黒子”参照)
企業担当者がケーススタディを発表するメリットについて、このセッションで面白い意見を伺うことが出来ました。
担当者が自社の広報活動をまとめ、他者に伝えるということは、自社の事業に関わる様々な部門の人にストーリーを共有する良い準備となる、とも言えるのではないか?むしろそのような社内へのフィードバックを行うことで社員の意識変革を促すことにも繋がる。また、そのサーベイをとるのが(学会的にも)重要だ。
ケースから学者が理論を組立て危機管理と海外広報に向けて企業にフィードバックさせ、産学協働を実現させていきたい。
これらは学会ならではと思いましたが、企業広報担当者の役割の一面(ストーリーをまとめ、社内で共有)をあぶりだしていました。
午後の「知識ネットワーク構想」は主に「コーポレートコミュニケーションの効果測定」に焦点をあて、さまざまな企業、大学が独自の視点を展開していきました。
このポイントは、やはりIABCでも人気のあるテーマですが、海外の企業は意外と細かい所からアプローチし、小さな改善を重ねるところから経営改善へとベクトルをあわせていくような印象がありました。
普段「戦略的」というような言葉を多用しそうでいて、確実に定量化できるところから積み上げていく繊細さもヒントになることが少なくありません。
そういう思いを持っているせいか、今回の発表では前提やステータスがいまいちの見込めていないせいもあり、発表の相関やゴールがつかめず、消化不良なまま終わってしまいとても残念でした。
また、全体に発表と比較してディスカッションの時間が少なく感じました。
さて分科会が修了し、最後はまた全体で集まり、総括と閉会のコメントを伺いました。
広報や企業コミュニケーションを「経営への寄与」という視点から常に考えている自分にとって、広報学会は「社会学」というアプローチ(客観視点)をとっているというところが一番の魅力と感じました。
他にも参加したかった分科会があったので、事後に分科会で共有できなかった話を共有するための仕組みや機会がもう少し欲しかった、というのが本音です。
ぜひ今後も勉強していきたいと思います。
帰りはそのまま新幹線で東京へとんぼ返りでしたが、京都駅、すごい空間になっていてびっくりしました!今度はゆっくり、観光で訪れたいと思います。
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